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夜のピクニック

 更新したいのですが、なかなか時間がとれず……。
 最近は、萩往還に向けて週末になるべくロング走をするようにしています。

 本日は、仕事の手をやすめ、深夜23時近くから1時間かけて11kmジョギング。
 数人ずつグループになって歩く高校生と、次々にすれ違うんです。
 長い距離を踏破する行事はいろんな高校にあるそうです。甲信越地方に多いと聞いたような記憶もあります。
 最後に追い抜いた6人くらいの男女に話しかけました。
「きみたち、どこからどこまで歩くの?」
 リーダーっぽい男の子が答えます。
「立川から蒲田までです」
 彼が言うとみんなそろってアハハハと幸せそうに笑いました。暗くて表情がはっきりわからないけど、賢くて素直そう。話している地点は、立川駅から6キロくらい離れた多摩川沿いです。
「あ、でも」とさっきの男の子が訂正します。「そのまえに、蒲田から立川まで歩きました」。即座にみんなアハハハ。
「蒲田と立川の往復かあ……ええっと、70キロくらい?」
「80キロです」アハハハ。
「何時から歩いてるの?」
「朝の9時からです」アハハハ。
「すごいね」アハハハ。
 最後に私が「頑張ってね」というと、みんな「ありがとうございます」と答えてアハハと笑いました。
 ええのう。「ハイ」になってる。

 それから1時間半くらい経って、これを書いています。
 彼らはまだ歩いているのでしょう。
 恩田陸の『夜のピクニック』みたいじゃのう。
 若いってええのう。
 頑張ってね。

夜のピクニック(新潮文庫)

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