お役立ちグッズシリーズが続いています。
さて、まずは表題と矛盾するお話からスタート。^^
5年ほど前に読んだ『ランニングを極める』(マルコム・ボーク、アンドリュー・シールズ共著、春秋社)に、こう書いてありました。
「音楽を聴きながらランニングマシーンを使う女性の例。音楽に熱中する彼女は、トレーニングを30分間つづけても、5分くらいしかトレーニングしなかったと感じるようになった。この場合、彼女がトレーニングによって享受できたのは5分間分の成果でしかない。(略)数カ月後、彼女の身体能力はほとんど伸びていないことがわかった。この問題を解決するには、iPodは自宅に置いてひたすら走り、30分が本当に30分であると感じられるようにしなければいけない。それができたとき、彼女の能力は確実に伸びはじめた」
ジョグノートにこれを引用したときは、「音楽聴きながら走っちゃダメなのか」と、悲鳴のようなコメントが友人ランナーからたくさん寄せられました。
この本は、べつにストイックに走れと主張しているわけじゃありません。楽しめ、とも書いてあります。ただ、音楽聴きながら走っていると自分と向き合わなくなくなる、つねに身体やフォームを意識せよ、というのです。
しかしまあ、いいじゃんね。
radikoのタイムフリーサービスも始まり、伊集院光『深夜の馬鹿力』を夕方のジョギング中にお手軽に聴ける時代です。運動しながら何かすれば時間の節約になります。わたしゃラジオ聴きながらでも音楽聴きながらでも、数分おきにフォームを確認しますよ。ええ、やってみせますとも。
ときどき、95bpm(拍/分)の曲を聴きながら、190rpm(歩/分)を目指して走ります。あとで記録を見ると、186歩/分くらいにしかなっていませんけど……。
Bluetoothイヤホンはいくつか試しましたが、耳に差し込む部分が重かったり、垂れているコードにスイッチがあったりすると、走って揺れているうちに外れてしまいます。
一番よかったのは、下にリンクした「A6」という商品でした。私が使っているのは黒いモデルです。
首の後ろと胸に重さを分散することで、外れにくいように感じます。イヤパッドが1種類だけで、ほかの方には小さめ過ぎるのかもしれませんが、私にはちょうどいい。
もちろん、周囲の音を聞き洩らさないよう、音量は控えめに。