「月刊陸上競技」2016年12月号(講談社)には、日本短距離界のエース・山縣選手のインタビューが掲載されています。
(何度か書きましたが)面識はないけど中学高校の後輩というだけで、わたくし、山縣亮太選手のファンなんです。高校生のときから応援しています。運動が盛んじゃない高校だったので、全国レベルの選手が生まれるなんて想像もしていませんでした。まして日本で初めて9秒台を狙えるところまで成長するなんて、信じられません。
記事のなかに、私が理想とすることが書かれていました。
山縣 自分の中でもう1回「良い走りって何だろう」と、一から考え直したんです。で、何が変わったかというと、「力を抜く」ことを覚えたのが大きいですね。とにかく身体の中心から動かして、末端に賭けては力を抜いて走るようにしないとダメだろう、と。(36p.)
意識を変えたことにより、失敗レースだった今年4月2日の東京六大学対抗(100m10秒40、+1.9)から復活し、4月29日の織田記念陸上では10秒27(-2.5)という好記録を叩き出します。その後、オリンピックをまたいで好調を維持したのはみなさんご存じのとおりです。
9月に、大阪で見た全日本実業団100mで、山縣選手が自己ベスト10秒03(+0.5)をマーク。長居スタジアムで見たときは興奮しました。
インタビューのあと、見開きで「山縣選手が取り組むフィジカルトレーニング」がいくつか紹介されているんです(ごめんなさい。写真はかなりぼかしています)。ストレッチポールに背中をのせて腹筋したりするメニューですが、これがなかなかいたしいんじゃあ。おっと、「いたしい」は広島弁で、難しいという意味です。
しばらくチャレンジしたいと思います。
それにしても、最近、陸上雑誌で、山縣選手の記事をよく見るなあ。