東京マラソンの倍率と、プレミアム会員。

 先日、東京マラソンの申込みが締め切られ、フルマラソンの部の抽選倍率が過去最高の約12.2倍になったと発表されました。一般募集の定員2万6380人に対して32万1459人が応募したそうです。ここ数年、マラソンブームも落ち着いてきたかに思えましたが、そうでもないのかも。

 私、何年か前から東京マラソンのプレミアム会員(ONE TOKYOの会員)です。4回走ったうち、会員になって当選したのは、登録した年だけだと記憶します。
 先行エントリーで当選のチャンスがあり、それに落選したら一般エントリーでもう一度抽選されます。さらに追加当選の可能性もあります。私の知るかぎり追加当選したラン仲間は1人だけです。ONE TOKYO のランイベントにでまくっていましたが、それが奏功したのかどうか、私には判断できません。
 プレミアム会員は、毎年4,230円を支払います。自分から退会しない場合、自動更新されるというシステムなので、知らずに毎年更新されている人があるんでしょう。今年の場合、先行エントリーの最終申込総数は、定員3,000人に対して28,873人(約9.6倍)だったと言います。恐るべし東京マラソン。

 さて、東京マラソン2017の場合、プレミアム会員が先行と一般エントリーで《落選する確率》を計算してみましょう。追加当選については、数がどのくらいあるかわからないので無視します。

 先行抽選で落選する確率 89.6% (28873 - 3000)÷ 28873 = 0.896
 一般抽選で落選する確率 91.8% (321459 - 26380)÷ 321459 = 0.918
 先行・一般ともに落選する確率 82.2%  0.896 × 0.918 = 0.822

 裏返せば、
 一般エントリーだけで当選する確率 8.2%
 プレミアム会員になったうえで、
 先行・一般のいずれかで当選する確率 17.8%

 
となります。
 計算の上では、プレミアム会員になると当選確率が倍になるわけです。
 要は、当選確率に対する年間4,230円のコストパフォーマンスを個人個人がどう評価するか、です。私は東京に住んでいるので、交通費や宿泊費をかけて地方の大会に行くなら、たとえば5年かけて1度当選した場合、支払った会員費21,000円強は高くないともいえます。プレミアム会員が増え続けると話は換わりますが。
 地方にお住まいの方は「東京マラソンを走りたい」という気持ちと年会費を天秤にかけることになるのでしょう。

 東京マラソンはいい大会ですが、私は4回参加したこともあり、自分が落選してほかのランナーが走れればそれでもいいかなと思います。東京マラソンには不満がないわけでもなく、とくにオリンピック招致とからめて語られてることに反撥がありました。資材や人材はオリンピックより東北復興にまわしてほしかったと今も思っているので。
 それでも応募しているのは、家からいちばん近い公認フルマラソンであること、抽選の多い2月のマラソン大会で「どれかを走れるチャンス」を増やしておきたいこと、タイムがでやすい大会だということです。
 でもまあ、プレミアム会員はもうやめます。そのお金でソックスでも買います。