狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

ボディ・マッピング

DVDブック『ボディ・マッピング だれでも知っておきたい「からだ」のことバーバラ・コナブル、 エイミー・ライカ)のDVDを見ました。ほぼ2時間あります。

ボディ・マッピングとは、骨・筋肉・内臓などの正確な位置や構造を頭に認識させる(マッピングする)ことらしい。五感以外の感覚「筋感覚」を研ぎ澄ませることにより、身体の機能を改善する考え方だそうです。

f:id:mugibatake40ro:20150611135025j:plain最初のほうに、頭蓋骨と脊柱のジョイント部分(環椎後頭関節)の話が出てきます。環椎という骨のうえに頭蓋骨が載っているんですが、このジョイント部分は前後にしか動きません。「はい」と頷くのはここの骨を支点に頭蓋骨が前に倒れるのです。しかし、「いいえ」と顔を左右に振る場合、このジョイントを中心に頭蓋骨がまわるわけじゃなく、脊柱をねじっているのだとか。

そのことを理解しているかどうかで、首の運動が変わる、というわけです。いままで数えきれないくらい頭を前後左右に振ってきましたが、骨がどうなっているかなんて考えたこともなかった。

目から鱗が落ちまくりました。

上半身と下半身は、腰のくびれで分かれるのではなく、解剖学上は股関節だなんてビックリ。骨盤は上半身なのに、下半身として股関節とひとまとまりで考えているから、骨盤と股関節が一体化して自由に使えないのだそうです。

肺の位置は知っているつもりでしたが、私が正しく認識していたのは肺の下部。鎖骨の上あたりまで肺があるってことも驚きでした。これを意識していれば、ランニング中、すこし呼吸がラクになるかも……?

f:id:mugibatake40ro:20150611132728p:plain私はもともとひどい猫背で、身体のアライメントがガタガタでした。骨盤が後傾して重心が後ろにひっぱられるので、首と膝を前につきだすようにしてバランスをとっていたのです。絵にしたら、右のような感じです。お恥ずかしいかぎり。

整体師やボディ・ワーカーによる施術や、かれらに教わったことをヒントに、だんだん人間らしくなってきました。それが証拠に、高校からつい最近まで健康診断のたび172.5cmだった身長が、174.8cmまで伸びました。今度測ったときには、あと2mmくらい伸びて175cm以上になっているでしょう。

        ★

姿勢およびフォームについては『ランニングを極める アレクサンダー・テクニークで走りの感性を磨くという本もおもしろいんです。この本にジェフリー・キャノンという人のセリフが引用されています。ひどい姿勢で本を読んでいた私はショックを受けました。

私たちは「座るときの態勢で走っている可能性が高い」

あなたはいま、どんな姿勢でこれを読んでいますか?

 

DVDブック ボディ・マッピング: だれでも知っておきたい「からだ」のこと (DVD BOOK)

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ランニングを極める アレクサンダー・テクニークで走りの感性をみがく

ランニングを極める アレクサンダー・テクニークで走りの感性をみがく

  • 作者: マルコム・ボーク,アンドリュー・シールズ,朝原宣治,小野ひとみ,太田久美子
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2009/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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