60歳世界記録保持者の練習

バックナンバーで恐縮ですが、「ランナーズ」2009年7月号に、当時60歳の世界記録(2時間36分30秒)を樹立したばかりの保坂好久さんの取材記事が載っています。

42歳で初マラソンを2時間31分で走り、サブ2.5を何度も記録した実力者ですが、60歳の世界記録を更新しようと決めてから以下の特訓を始めたそうです。それがまあすさまじい。

朝練習(5:45開始)
●ウォーミングアップ=ジョグ2.5km
 家から練習場所(川沿いの遊歩道)まで。
●1km×5本のインターバル
 キロ4分ペースから徐々に上げて3分20秒ペースまで
●クーリングダウン=ジョグ2.5km
 家までジョグ

夜練習(19:00開始)
●ウォーミングアップジョグ=12km
 600mの周回コースを20周
●1km×5本のインターバル
 長い下り坂を使って3分40秒〜徐々に上げて3分20秒ペースまで。1本ごとにジョグでスタート地点まで戻る。
●仕上げの流し 100m×5本
●クーリングダウン=2.5km
 家までジョグ

 朝と夕方にインターバル! このハードなトレーニングを……


    毎日!

 

なんだそうです。

「このトレーニングの一番重要なところはね、毎日欠かさず同じ事をやることなんだよ。1日だけだったらなんてことはない練習なんだけど、3日、4日、5日と続けていくうちに、どんどんキツくなってくる。どっぷり疲労がたまった身体にムチ打ってキロ3分30秒のインターバルをやるキツさはハンパじゃないよ。レース本番の35km、40km地点でのキツさと肉体的にも精神的にも同じなんだよね。でもそこを乗り越えないと、世界記録なんて狙えないって思ったんだよ」
 この超人的なトレーニングを9月初旬から目標レースの別大までの5ヵ月間、約150日、基本的には毎日繰り返す。時にはどうしても疲労で身体が動かなくなるときがくる。その時は朝練をウォーキングに切り替えたり、トレッドミルやエアロバイクで軽めの運動に留めることもある。

ななな、なんだ、この人!?

「故障しないための一番の秘訣は練習メニューを変えないことだね。毎日規則正しく生活して、判で押したように同じ練習をすることで、体調の良し悪しが把握できる。(略)痛みが出たら、そこにわざとウェイトで負荷をかけてやる。35kgぐらいのバーベルでスクワットをするんだけど、そのときに痛みのある箇所に意識して負荷をかけるんだ。そうすると、痛みが別の場所に飛んで行ってくれる。痛みをマッサージでほぐそうとか、薬を使って消そうとは思わない。痛みに勝てなきゃ、マラソンは走れないからね」

ななな、なんだ、この人!?

すみません。取り乱しました。

万一まだ驚かない人がいたら、2012年の下記の記事をお読みください。

著名人 インタビュー | GCマラソン、市民ランナーにゴール・インタビュー | オーストラリア生活情報サイト NICHIGO PRESS | 日豪プレスが運営するオーストラリア生活の総合情報サイト

「帰ってからまた練習増やさないと。やっぱり僕の場合は、1日40キロ毎日やらないとだめだね」。60歳を超えて、40キロを走り込むというその練習量のすごさ、そしてそれを毎日続けるという継続力のすごさ。

 ですって。

この方に感化されて……いえ、全然真似できるレベルではありませんが……私も下り坂……1kmではなく500mの5本ですが……などを取り入れることにしました。下り坂トレーニングについては、またいずれ。

ランナーズ 2009年 07月号 [雑誌]

ランナーズ 2009年 07月号 [雑誌]