狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

副操縦士はランナーだった

ドイツ・ルフトハンザのLCC旅客機が、3月24日にフランスアルプスの山岳地帯に墜落し、150人全員が死亡……という痛ましい事故がありました。亡くなられた方のご冥福をいのります。

機長をコックピットから締めだしたアンドレアス・ルビッツ副操縦士が、故意に飛行機を墜落させたと言われています。アンドレアス・ルビッツ副操縦士は27歳。6年前に鬱状態で訓練を9ヶ月休んだことがあったそうです。自殺志向があったと報じられています。

彼はランナーだったそうです。こんなサイト(→Athlinks)があり、彼のレース結果を見られます。フルとハーフの主だった成績を抜き出せば、

2009/06/07(フル) 3:54:10 Mittelrhein Marathon
2009/10/04(ハーフ)1:41:23 köln Marathon
2010/03/14(ハーフ)1:34:38 Frankfurter Lufthansa Halbmarathon
2012/03/12(ハーフ)1:37:53 Frankfurter Lufthansa Halbmarathon
2013/03/11(ハーフ)1:37:09 Frankfurter Lufthansa Halbmarathon
2013/05/26(ハーフ)1:41:49 Hochwald Mittelrhein Marathon

きちんと練習しているランナーのタイムです。。フルは1度だけのようですがサブフォーですし、ハーフは1時間34分台の記録を持ちます。このほかバイク(自転車)のレースにも出ていますし、2014年はB2RUNというリレーマラソンに5回も参加しています。一緒に走る仲間もいたということですね。

「ランナーに鬱病はいない」と言う人がいるのです。贔屓の引き倒しかもしれませんが、漠然と、鬱病の人は少ないんじゃないかと思っていました。だから副操縦士の件は少しショックなのです。

もしかすると鬱病対策のためにランニングを始めたのかもしれません。記録を見る限り大会に出始めたのも6年前です。気になるのはハーフのタイムがやや下がり気味なことと、2014年はリレーマラソン以外参加していないことです。心境の変化、鬱や健康状態などと関係があるのでしょうか。

追記=ハーフマラソンに出ていたり計画的に墜落させたことなど、鬱とは思えないという意見を読みました。案外そちらが正しいのかもしれません。

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