タイム | 名前 | 日付/大会 | |
---|---|---|---|
1 | 2:02:57 | デニス・キプルト・キメット(KEN) | 2014/9/28 ベルリン |
2 | 2:03:13 | エマニュエル・ムタイ(KEN) | 2014/9/28 ベルリン |
3 | 2:03:23 | ウィルソン・キプサング・キプロティチ(KEN) | 2013/9/29 ベルリン |
4 | 2:03:38 | パトリック・マカウ(KEN) | 2011/9/25 ベルリン |
5 | 2:03:59 | ハイレ・ゲブレセラシェ(ETH) | 2008/9/28 ベルリン |
6 | 2:04:05 | エリウド・キプチョゲ(KEN) | 2013/9/29 ベルリン |
7 | 2:04:15 | ジョフリー・ムタイ(KEN) | 2012/9/30 ベルリン |
8 | 2:04:23 | アエレ・アブシェロ(ETH) | 2012/1/27 ドバイ |
9 | 2:04:27 | ダンカン・キベト(KEN) ジェームス・キプサング・クワンバイ(KEN) |
2009/4/5 ロッテルダム |
今年のベルリンマラソンで、ケニアのデニス・キメット選手が世界最高記録。ついに2時間2分台の記録が出たそうです。こうして見ると、ベルリンは記録が出やすい大会なんですね。ラップは以下のとおり。コースマップを見ていないんですが、30〜35kmが最速で、全体的にきれいなラップです。
キメット選手もケニア最速といわれるカレンジン族だそうです。
忠鉢信一『ケニア! 彼らはなぜ速いのか』冒頭に、こんな記述があります。
《1980年代以降、陸上中長距離のオリンピックと世界選手権のメダルは、40%がカレンジンのものになったという統計もある》《カレンジンの人口はおよそ300万人。世界の全人口の0.05%だ。/ケニアのなかでも10パーセントにすぎない。キクユ、ルヒヤ、ルオに次ぐ4番目だ。/地域や国によって取り組み方が大きく異なる競技とちがって、ランナーは世界中にいる。それなのに、カレンジンという限られた部族が、世界中が欲しがるメダルと高額の賞金を軒並みさらっている》
東アフリカを縦につらぬくグレート・リフトバレー(大地溝帯)。カレンジン族はケニアの西リフトバレー州中部に暮らします。国境を越えエチオピアに入ると《世界的な長距離ランナーが次々と育つことで有名な地域、アルシ地方がある》のだとか。国は違えど、エリアとして見れば、中長距離のランナーは同じ区域から輩出されているのでしょうか。
果たして彼らが速いのは、環境なのか遺伝なのかフォームなのかトレーニング方法なのか……本書はあれこれ探っていきます。
ともかく、彼らの体型が私にはうらやましい。膝下が長くて、しかも細いんです。ケニアのランナーと思われる選手を間近で見たことがありますが、ほそいふくらはぎに、ちいさなおにぎり程度のふくらみ(筋肉の盛り上がり)があるだけでした。膝下が細ければランニングエコノミーが向上します。
私の太いふくらはぎ、なんとかならないかなあ。
おっと、余談でした。