西日本のレースは初めてです。
中国地方や関西のお国言葉が飛び交うのは当たり前ですが、やはり新鮮でした。
12時2分号砲。
ピッ、ピッと、みんなが時計を押すので、ネットタイムは出ないのかも、と思い、私もあわててガーミンをスタートさせました。
参加者は2000人くらいですが、渋滞はやはりあります。競技場を出るのに2分。自分のペースで走れるようになったのは1.5キロあたりからでしょうか。5キロ=23分を目安に、3時間15分を目指します。以下、タイムは大会サイトより。
★スタート~5キロ。23:21/23分21秒/990位(種目順位。男子出走は1700人強)
い、いきなり遅れとるんじゃ〜。渋滞のせいにしよう。
★~10キロ。22:51/46分12秒/1035位(4ケタに落ちた!)
痛めている内転筋が悲鳴をあげます。知らんぷり。
寒い。アームウォーマーをつけて正解でした。
★~15キロ/23:08/1時間09分18秒/1035位(同じ!)
フラットなコースですが、地味イ~なアップダウンはあります。苦手な登りが、だいぶんうまくなった感じです。風が強い。もっとも向い風は嫌いじゃありません。ジャンプ競技の選手になったつもりで耐えます。(集団の後ろにいると本当に風除けになるんでしょうか? 素朴な疑問)
★~20キロ/22:54/1時間32分12秒/1008位(少し上がった)
うむむ。内転筋が痛い。リタイアが頭をよぎります。
★ハーフ通過/1時間37分17秒/998位(3ケタに復帰してた。^^)
★〜25キロ/23:12/1時間55分24秒/970位(向かい風)
ハーフのタイムはまずまずですが、やや失速気味。右の脚の付け根も痛く、弱気になっていると、反対車線にトップと競り合う川内選手が現れました。
おおお。この人あ、ほんとにすごいぞ。歯を食いしばって懸命に走っています。私よりやや背が低いはずですが、長身に見えます。腰高フォームで、走りがでかいというのかな。感動しました。
私もあそこが痛いここが痛いなんて泣き言を言ってる場合じゃない、と発奮し、えいやっ、とエンジンをかけました。
わしゃ広島の人間じゃけえ、ロータリーエンジンなんよ〜。
★~30キロ/23:29/2時間18分53秒/911位(まだ向かい風)
タイム落ちとるし……。
でも主観ではスピードアップしているんです。向い風でみなさん苦しんでいるのか、どんどん人を抜けます。
ところで、トップの選手は誰だったんだろう? モンゴルの選手だとあとで知りましたが、そのときは日本人と思っていました。日本人対決で負けたら川内選手の五輪選考に影響するんだろうか、なあんて考えたり。
★~35キロ/23:24/2時間42分17秒/836位(30.5キロから追い風)
ときどき「走った、距離は、裏切、らない」と唱えてリズムを取りました。
30.5キロ付近で折り返し、追い風になります。今度は帆船になったイメージ。
毎週末30〜40キロ走っているんだから「ここからが俺の距離だぜ。ガハハ」とギアチェンジ。ハタから見たらローからセカンドって感じでしょうけど。
制限時間は4時間の大会です。33キロ過ぎの曲がり角から収容車が出現、私と擦れ違いました。歩いている人をのしのし追いかけます。人を飲み込む恐竜みたい。
★~40キロ/23:11/3時間05分28秒/768位
「一年間、この日のために練習したんだろ」と、自分を鼓舞して進みます。
このあたりでは、ネットで3時間15分を切れると夢を見て、気分良く順位を上げていました。ベストラップを出すつもりでしたけど、23分かかってますね。
理想は1時間で13キロずつ進むこと。しかし、39キロ通過は3時間を少し越えてしまいました。無念なり。
★~42.195キロ/9:59/3時間15分27秒/740位(最後は少しペースアップ)
いいペースの人を追ってラストスパート……したつもり。トラックに入ってフィニッシュ。タイムは3:15:27でした。
ネットタイムはやはりないそうです。グロスで15分を切らなきゃいけないということですね。でも、自己ベストでしたし、終盤粘れたので納得しています。
5月から始めた「ジョグだけで人は速くなれるか」の生体実験。結論は「3時間15分台までならタイムは縮まる」でした。
ジョグノートのリンク友が何人か防府を走られているのは知っていましたが、今回はスタート前しか時間がなく、みなさん記録狙いだろうと思い、連絡しませんでした。FBでもお付き合いのあるMさんとだけは、レース後、お話できました。スーパーランナーNさんをご紹介くださり、ありがとうございます。
大会後は、広島にトンボ帰りして、高校時代の友人2人とラン談義。さすがに疲れて酔ってしまいました。申し訳ない&感謝。
一週間ほどランは休みます。
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《あらためて、2014年4月の感想》
フルはあんまり失敗していないのでだいたい楽しく終わるんですが、この日は後半ぐんぐん人を抜けて、力が湧いてくるのがわかりました。
走り込みが奏功しましたが、足りないのはスピード。このときからわかっていたけど、チャレンジは2014年の春からです。