狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

越後湯沢秋桜ハーフマラソンもつらい思い出 2011/9/25

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 越後湯沢秋桜ハーフマラソンに参加しました。
 ハーフで前泊なんて贅沢すぎる気がしますが、土曜日、いきおいで当日予約。ビジネスホテルに泊まりました。お米と露天風呂はさすが新潟でした。
 フルでは酒を3日抜くんですが、ハーフなら前日でもいいかと自分を甘やかし、缶ビール1リットル分をゴクゴク。おかげで、レース前夜、いつになくぐっすり寝られたのでありました。
 ハーフは暑さか起伏に苦しむことが多く、あまりいい思い出がないんです。「今年は条件のいいハーフを走ろう」と考えていたのに、越後湯沢は坂が多いことをエントリー後に知りました。そのうえ今日は晴天。ピーカン。カンカン照り。気温が高いんです。湿度が低いだけいいけど。
 条件を見て、目標を、1時間32分台から35分切りに変更しました。

 分不相応ながら「1時間30分以内」のブロックの最後のほうに並びました。前のおじさん数人は「1時間50分で走りたいなあ」と堂々と話してましたから、私は罪が軽いと見逃してください。

 スタート後しばらくして、6、7キロ地点まで180メートルほど上ります。むろん勾配は均等でありません。5キロ過ぎると、急に傾斜が増しました。胸に装着していたハートレートモニタが窮屈で気持ち悪くなりました。緩めて、腰に落とします。あとで見たら、2〜5キロの心拍数は180bpm前後でした。あのつらさです、さもありなん。明らかにLT値を越えていますが、ハーフでは、溜まった乳酸を処理できず足が固まる前にゴールできるはず……と根拠もなく考えて、突っ込もうと決めていました。
 ご覧のとおり、傾斜にしたがいラップが悪くなります。リタイアしたいなあ、と弱気になりました。

 4:22/4:13/4:31/4:40/5:13(〜5km lap 22:59)

 が、6.5キロを過ぎると、なんと愉快な下り坂天国。ブレーキかけず、急坂にバンバン足を打ちつけます。

 5:25/4:09/3:43/3:40/4:06(〜10km lap 21:03/total 44:02)

 11キロあたりで、一度スタート・フィニッシュラインに戻り、逆方向に進みます。下りは続きますが、もう足は使い果たした感じ。また弱気に。

 3:58/4:03/4:28/4:12/4:15(〜15km lap 20:56/total 1:04:58)

 17キロ過ぎたら、ゆるやかな上りです。抜くより抜かれるほうが多い。頭は真っ白に。もう計算できない。ラスト数キロは「キロ5分以内でいけば1時間35分を切れるんじゃないかなあ」などと考えていました。
 最後はずっと上り基調……のはずなのに、おやっ、ラストは下りだッ!?
 勇気が湧きました。黄色いウエアのランナーを追いつつ「ビール、ビール」と唱えます。やっとフィニッシュ。ふう。

 4:26/4:57/4:46/4:36/4:54(〜20.0km lap 23:39/total 1:28:37)
 4:27/0:15(〜21.8km total 1:33:15)

 タイムは、グロスで1時間33分25秒。ギリギリで35分と思っていたので、やや意外でした。(おそらくスタートロスは6、7秒。非公認レースですけど、自己ベストを約6分更新しました)。

 気持ちが悪くてしかたない。爽快感がまるでありません。
 それでもしばらくぼんやりしてから、ビール2杯。

 シャトルバスに向かい、声援をおくりつつ歩いていたら、あら不思議、ラストはやはり上りでした。なぜ下り坂と勘違いしたんだろう……きっと頭のタガが弛んでいたんですね。宿泊したホテルで(有料ですが)風呂に入れてくれるというので、汗を流して帰路につきました。
 うちでシャツを脱ごうとしたら、ボタンを一段かけ違えてました。ここでも頭の歯車が狂ってたんだな。栄養補給しなきゃ。

      ◎

 終盤、どこかの商店のガラス戸で確認したら、腰の落ちたひどいフォームでした。
 涙。
 反省点が多かった。一からやり直して、次はもう少しがんばります。
 新潟に行ったのに日本酒を一滴も飲まなかったことも大いに反省しなきゃ。

      ★

《あらためて、2014年4月の感想》
 ほんと、ハーフの走り方がまだわかりません。LT値を越えたペースで走ると、全然だめみたいです。この年はフルはぐんぐん記録が伸びて楽しかったんですが、ハーフはつらかった。まあ、いい練習になったと考えます。