狩猟採集民

『インディアスの破壊についての簡潔な報告』

インディアスの破壊についての簡潔な報告 (岩波文庫) 作者: ラス・カサス,染田秀藤 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2013/08/21 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 前回、ちょっと触れたので、ラス・カサス『インディアスの破壊について…

NHKスペシャル『ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる』

NHKスペシャル『ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる』をオンデマンドで見ました。やはりジャングルって凄い。画面に映る自然に圧倒されます。集落の一人一人の個性などは、番組プロデューサーの国分氏が書いた『ヤノマミ』(新潮文庫)に詳しく、映像と本…

『ヤノマミ』

ヤノマミ (新潮文庫) 作者: 国分拓 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/10/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (11件) を見る 国分拓『ヤノマミ』(新潮文庫)を読みました。著者はブラジルのヤノマミ保護区・ワトリキに暮らす南米・ヤマノミ族のド…

『失われた足跡』で時間を遡る

失われた足跡 (岩波文庫) 作者: カルペンティエル,牛島信明 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2014/05/17 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (7件) を見る アレホ・カルペンティエル『失われた足跡』読了。奥野克己『ありがとうもごめんなさいもいらな…

『所さんの目がテン!』面白かった。

4週間連続で狩猟採集民ハッザ族と生活するという『所さんの目がテン!』(日本テレビ)。1回目の放送を視聴しました。 男女2人のタレントがタンザニアの奥地に暮らすハッザ族と出会い、男性タレントが寝る小屋をみんなで建て、就寝するまでの、たった半日…

『所さんの目がテン!』にハッザ族が出る!

明日10月6日朝7時から、『所さんの目がテン!』(日本テレビ/全国で観られるかどうかはわかりません。→番組HP)という番組にハッザ族が登場するそうです。なんと、4回連続で彼らを採りあげるとのこと。やれ、うれしや。最近、スポーツ中継くらいしかテレ…

映画『北の果ての小さな村で』

映画『北の果ての小さな村で』を観てきました。 旧デンマーク領であったグリーンランドは、現在、デンマーク王国のなかの地域のひとつであり、自治政府があるようです。 主人公である青年アンタセースは、デンマークからグリーンランドの小さな村に赴き、教…

『はじめての構造主義』

本日は5キロだけジョグと公園トレ(ボックスジャンプ、逆手懸垂、ランジウォークなどなど)。走る距離が半分くらいになったせいか、よく本を読んでいる気がします。ブログに来て下さるランナーのみなさんは辟易されているかもしれませんけど……。 ★ はじめて…

『人類の自己家畜化と現代』感想。

人類の自己家畜化と現代 作者: 尾本恵市 出版社/メーカー: 人文書院 発売日: 2002/07/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (3件) を見る 尾本惠市編著『人類の自己家畜化と現代』読了。国際日本文化センターの学際的研究プロ…

『循環と共存の森から』感想。

循環と共存の森から―狩猟採集民ムブティ・ピグミーの知恵 作者: 船尾修 出版社/メーカー: 新評論 発売日: 2006/10/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る いよいよアフリカの狩猟採集民族の話です。 ★ 船尾修『循環と共存の森から 狩猟採集…

もう隷従はしないと決意せよ。『自発的隷従論』感想。

私は見てないけど、テレビは韓国の話題ばかりらしい。いくらむいても疑惑が出てくる「たまねぎ男」という韓国高官の報道に時間を割いているようですが、それを言うなら日本の現政権は「たまねぎ政権」ではありませんか。メディアはどうして採りあげないのか…

『服従の心理』

50年前に行われたS・ミルグラムの実験です。 イェール大学による教育プログラムのデータ収集のためと言い、一般の人を公募します。集まった人には報酬と交通費が支給され、実験は大学で行われました。 被験者には、電気ショックの罰を与えることで記憶力が…

『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』

ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと 作者: 奥野克巳 出版社/メーカー: 亜紀書房 発売日: 2018/05/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (5件) を見る 狩猟採集生活を知ると、私たちが常識と思い…

世界がもし100人の村だったら

同じタイトルの本とは関係ありません。 リンクのサイトから山極壽一発言カラ引用。(*太字は引用者)(→第2回 山極壽一(霊長類学):サル、ゴリラ研究から現代社会を考える(提言編) | ナショナルジオグラフィック日本版サイト) 脳はなぜ大きくなったの…

『隠された奴隷制』

隠された奴隷制 (集英社新書) 作者: 植村邦彦 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/07/17 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ◉前口上 初期の移動型狩猟採集民は平等で幸せに暮らしていたらしいと読み、衝撃を受けました。時代が進んで財産や階層…

狩猟採集民の育児

ちと忙しく、ほかに読む本もあるのでなかなか読み終わらないジャレド・ダイアモンド『昨日までの世界』。まだ上巻だけです。 著者は、伝統的社会と現代社会を比較することで、本来の人間社会とはなんだったのか、現代の常識は本当に正しいのか、などを考察し…

上下関係や差別のない社会【狩猟採集民に憧れる理由 3/3】

二度ほど、理不尽な経験談を書きました。【狩猟採集民に憧れる理由】最終回、一番長文になりそうです。ごめんなさい。 毎日、いろんなハラスメントやブラック校則や #KuToo 運動などがニュースになります。比較的、日本の軍隊式上下関係から自由で、空気を読…

30年前の引率【狩猟採集民に憧れる理由 2/3】

間が空きましたけど、続きです。 私は中高一貫教育の私立に通いました。中学の最初のテストで成績が芳しくなかったので勉強はとっとと諦め、3年ほど将棋に熱中しました。将棋部の狭い部室には中学高校の6学年が混在しましたが、実力がものを言いますし、威…

『ピダハン』の感想(2/2)

ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観 作者: ダニエル・L・エヴェレット,屋代通子 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2012/03/23 メディア: 単行本 購入: 14人 クリック: 505回 この商品を含むブログ (56件) を見る ダニエル・E・エヴェレット『…

『ピダハン』の感想(1/2)

ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観 作者: ダニエル・L・エヴェレット,屋代通子 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2012/03/23 メディア: 単行本 購入: 14人 クリック: 505回 この商品を含むブログ (56件) を見る 学生のとき試写会のチケットを…

『密林の語り部』で魂ブルブル。

密林の語り部 (岩波文庫) 作者: バルガス=リョサ,西村英一郎 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2011/10/15 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 10回 この商品を含むブログ (24件) を見る 『密林の語り部』──すばらしい小説でした。魂がブルブル震えまし…

40年前の競争もしくは競走【狩猟採集民に憧れる理由 1/3】

(この件を知る人は見ないと思いますけど、だいぶんぼかします) 小学6学年の担任は生徒にやる気を出させる熱血先生として、PTAからは信頼を得ていました。いろんなルールをつくって生徒の競争心をあおる先生でした。 広島は日教組が強かった(その弊害を全…

『肌断食』『化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた』

化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた 作者: 山口麻子 出版社/メーカー: 主婦と生活社 発売日: 2015/06/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 最新版 肌断食: スキンケア、やめました 作者: 平野卿子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 201…

自然に帰れ! 『人間不平等起源論』

人間不平等起源論 (光文社古典新訳文庫) 作者: ジャン=ジャックルソー,Jean‐Jacques Rousseau,中山元 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2008/08/07 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 18回 この商品を含むブログ (29件) を見る 岩波文庫で読み始めたんです…

悲しき熱帯

悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス) 作者: レヴィ=ストロース,Claude L´evi‐Strauss,川田順造 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2001/04/01 メディア: 単行本 購入: 13人 クリック: 89回 この商品を含むブログ (126件) を見る 悲しき熱帯〈2〉 (中公…

シャンプー剤やめてちょうど半年。

【第一弾】2018/11/28 シャンプー、やめてみます。【第二弾】2019/03/07 シャンプーやめて3ヶ月 シャンプー・リンスのたぐいを使わなくなってちょうど半年経ちました。 狩猟採集民はシャンプーしないよな、とある日思い至った私。渡辺新『塩シャンプーで髪…

『東南アジア狩猟採集民の生活と……』展

東南アジア狩猟採集民の生活と子どもの発育発達東南アジア狩猟採集民の生活と子どもの発育発達https://twitter.com/otsuma_museum/status/1130301076874207238 5月18日(土)に、『東南アジア狩猟採集民の生活と子どもの発育発達 ~文明は人の身体から何をう…

『ヒトと文明』……ランニングから遠く(?)離れて

ヒトと文明: 狩猟採集民から現代を見る (ちくま新書1227) 作者: 尾本恵市 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/12/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (5件) を見る 尾本恵市『ヒトと文明』という本を読みました。サブタイトルは「狩猟採集民から現…

『エデンの彼方』の感想(2/2) 二項対立と狩猟採集民

エデンの彼方 作者: ヒューブロディ,池央耿 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2003/12/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る われわれは二項対立でものごとを考えます。 〈神/人〉〈善/悪〉〈男/女〉〈大人/子供〉〈西洋/東洋〉〈白人/黒人…

『エデンの彼方』の感想(1/2)

【前回までのあらすじ】私は低炭水化物高タンパク食への切り替えや裸足ランへの共感により、人間本来の食性や生活に興味を持ちました。そこでいまなお古来の生活を続ける狩猟採集民が気になり、関連本をボチボチ読んでます。 エデンの彼方 作者: ヒューブロ…