参考書/読書/映画

『エデンの彼方』(2/2)

エデンの彼方 作者: ヒューブロディ,池央耿 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2003/12/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る われわれは二項対立でものごとを考えがちです。 〈神/人〉〈善/悪〉〈男/女〉〈大人/子供〉〈西洋/東洋〉〈白人/…

『エデンの彼方』の感想(1/2)

【前回までのあらすじ】私は低炭水化物高タンパク食への切り替えや裸足ランへの共感により、人間本来の食性や生活に興味を持ちました。そこでいまなお古来の生活を続ける狩猟採集民が気になり、関連本をボチボチ読んでます。 エデンの彼方 作者: ヒューブロ…

中・長距離と筋トレなど

トレーニングをする前に読む本──最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり (講談社+α文庫) 作者: 石井直方 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/02/21 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 今月は11日までに67kmしか走っていませんが、短距離くん宣…

『文系と理系はなぜ分かれたのか』

文系と理系はなぜ分かれたのか (星海社新書) 作者: 隠岐さや香 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/08/26 メディア: 新書 この商品を含むブログ (11件) を見る 以前、「ランニングにもリベラルアーツを。」というタイトルの記事を書きました。リベラルア…

トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ(長い)

トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ 作者: ジェイソン・ファン,多賀谷正子 出版社/メーカー: サンマーク出版 発売日: 2019/01/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 最近、やたらと「〜が教える(がやっている…

沢木耕太郎『オリンピア ナチスの森で』

レニ・リーフェンシュタールが監督したベルリン・オリンピックの記録映画『民族の祭典』と『美の祭典』を併せて『オリンピア』と呼びます。私は、NHK(だったかな)やCS放送で何度か見ました。黒澤明がショックを受け、市川崑の東京オリンピック記録映画に影…

嘉納治五郎と永井荷風の話、延長戦。

前回書いた東京高等師範学校附属中学(現・筑波大附属高)時代の永井荷風(本名・壮吉)の話をもう少し。 1947(昭和22)年に書かれた回想「木犀の花」[荷風全集19巻所収]と『新橋夜話』所収の随想「祝盃」[初出:「中央公論」1909(明治42)年5月]を参…

『いだてん』と、運動嫌いと、運動できない層について。

近年、ドラマを観たことがない私が『いだてん』を初回から観ています。金栗四三ファンですし、近代文学を専攻していたので明治末から大正の文化に興味があるんです。関東大震災前のランドマーク浅草十二階が出てきたりしたらワクワクするんですよ(江戸東京…

悪玉コレステロール値の話。

ちょっと思い出したので、忘れないうちに書いておきます……。 ★ 私、健康診断するたび悪玉(LDL)コレステロール値だけが基準値を越えているのです。昨年の数値をみると、168mg/dl(基準値140未満)でした。4年前、ある医師から「再検査して、また基準値を超…

金栗四三の伝記『走れ二十五万キロ』

近年、スポーツ中継と映画くらいしかテレビを見ない私。金栗四三が主人公だと聞き、大河ドラマ『いだてん』は食事しながらいい加減に眺めています。東京オリンピック招致に関しては影の部分が書かれないでしょうから、田畑政治が出はじめたら見るのを辞める…

講談社編『東京オリンピック』

前置きしますが、2020年東京オリンピックには私は当初から一貫して反対しています。徹頭徹尾、反対です。裏があるのにおもてなし。 講談社編『東京オリンピック』(講談社文芸文庫)読了。講談社文芸文庫はタイトルを箔捺ししますが、本書は収録作家名の明朝…

冷え性が治った原因は、おそらく……

急に寒くなりましたね。 以前、真冬に走るさい、しばらく手足の末端の感覚がなかったんです。2キロくらい走ってやっと足先に血が通ってきました。それが年々ひどくなり、3年前はずっと感覚が戻らなくなり……レースでも凍えてしまい、失速したことがあります…

大迫傑選手のこと、福岡国際マラソンのこと。

福岡国際マラソンで優勝した服部勇馬選手、お見事でした。終盤の失速を40km走で克服したとか。苦手を克服する地道な努力が実を結んだんですね。「日本人1位」などというガラパゴス順位ではない、見事な優勝でした。またまたナイキ・ヴェイパーフライ4%が…

『GO WILD』で狩猟民族民の生活を手に入れろ!

GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス 作者: ジョンJ.レイティ,リチャード・マニング,野中香方子 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2014/12/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (…

『時速250kmのシャトルが見える』より、朝原宣治選手の意識

少し前、うちの本棚を整理していたら、佐々木正人『時速250kmのシャトルが見える』という新書が出てきました。2008年の初版。買った覚えないけどなあ、誰かにもらったのかな、とパラパラめくったのです。 著者がいろんなスポーツ選手にインタビューして、競…

骨格筋から分泌されるホルモン

走り始めてから「人間の身体ってうまくできているなあ」とよく思います。 タモリと山中伸弥教授がやっていたNHKの番組では、臓器同士が連絡をとりあって身体の機能を保っていると言っていました。皮膚や脂肪も実は臓器で、ほかの臓器と信号を送り合っている…

裸足ランについて、昨日の続き。

【前回までのあらすじ】 もともとフォアフット着地しかできなかった麦畑四十郎(仮名・本当は五十郎)は、ひごろ裸足系のシューズ(ビブラム・ファイブフィンガーズ、ルナサンダル、無敵やToe-biなどのランニング用足袋など)を楽しんでいた。公園などでは素…

田中宏暁先生の新刊でミトコンドリアの話を読む。

スロージョギングでサブ4達成! 誰でも楽に走れるマラソンの科学 (洋泉社MOOK) 作者: 田中宏暁 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2018/04/28 メディア: ムック この商品を含むブログを見る この本、取り寄せました。A4サイズの大判です。 田中先生の本は繰り…

高負荷インターバル・トレーニングの方法 ② タバタ式

◆タバタ式トレーニング 高負荷インターバル・トレーニング(HIT、HIIT)を語るのに、タバタ式を避けては通れません。 タバタ式はいちおう知っています。立命館大学スポーツ健康科学部の田畑泉教授が考案し、海外のトレーニングマニアで普及したあと日本に逆…

高負荷インターバル・トレーニングの方法 ①

田中先生考案のインターミッテント・トレーニングと坂道ダッシュを交互にやりはじめたところです。本日は、田中宏暁式坂道ダッシュ4本でした。決められた距離の、30秒坂道ダッシュですが、いつもより1〜2秒遅かった。しくしく……。 それらは高負荷インター…

土日のこと(日曜日は追悼スロージョギング)

土曜日は聖蹟桜ヶ丘リレーマラソンの設営のお手伝いで、朝8時半くらいから15時くらいまで力仕事でした。知り合いが主催していまして、地域密着・完全手作りのイベントです。ハンマーで杭を硬い路面に打ちつける作業をして、クタクタになりました。大会当日…

『40代から最短で速くなるマラソン上達法』……と義憤。

40代から最短で速くなるマラソン上達法 (SB新書) 作者: 本間俊之 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2017/11/07 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る インターミッテント・トレーニングについて書かれている本があるとネット検索で知…

ランニングにもリベラルアーツを。

リベラルアーツについて情報を集めるんてすが、人により定義があやふやです。 ギリシャ・ローマ時代、神学や哲学の下に「自由七科」(文法学、修辞学、論理学と、算術学、幾何学、天文学、音楽)ができた。人を自由にするための学問であった、ということまで…

インターミッテント・トレーニング

前回のエントリーで、2012年3月に田中宏暁先生と会食した時にこんなことを伺ったと書きました。再掲します。《新しいトレーニング法はありませんかと訊ねると、まだ仮説段階だと前置きしてひとつ教えてくださいました。1〜2キロ走れるスピードで1分走り、…

『ガイアの夜明け』きねや足袋MUTEKI

今月は、ランニング足袋「MUTEKI」と「Toe-Bi」で200km走っています。 本日、久々に、ミズノ・ウエーブエンペラーで走りましたが、足がジーンと痺れる感じがしました。この痺れは、ドロップ(爪先と踵の高低差)が大きいモデルを履いたときに顕れる症状です…

日曜日の話ですが。

こないだの日曜日、いつも寝る時間になんとか起きて、高岡尚司さんのワークショップでしぼられました。日産スタジアムのわきの公園です。ここは気持ちいい。 何度か書いたとおり『ゼロベースランニング』の内容は信頼しています。高岡コーチの指導を受けるチ…

サードプレイス

私は一人で仕事しています。お付き合いのあるクライアントはたくさんありますが、お付き合いしている会社員のなかには「こいつ絶望的に仕事できねえなあ」と感じる人もいます。伝わってくる周囲の噂からして、社内でも疎まれているらしい。 とんちんかんなこ…

フライングスプリット

最近公園でやっているトレーニングは、縄跳び、ランジウォークなどですが、ランジウォークの代わりに、フライングスプリットを採り入れることにしました。 スポーツバイオメカニクスについての本・深代千之『〈知的〉スポーツのすすめ』の第1章は短距離につ…

『山縣亮太100メートル9秒台への挑戦』

山縣亮太100メートル9秒台への挑戦 (学研スポーツブックス) 作者: 仲田健 出版社/メーカー: 学研プラス 発売日: 2017/08/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 山縣亮太選手はたまたま私の中学・高校時代の後輩です。面識はないのですが山縣選手…

完全糖質オフ生活……短期ですけど(上)

お盆休みですが、仕事につき暦通りです。 妻が法事で遠出したので、4、5日間、完全糖質オフとします。先日読んだ『運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない』(廣済堂出版)では、ケトン体質になるまで3〜4週間かかるとありますが、しかたない。…