狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

来年の今日、午前6時、女子マラソン号砲

みなさんお気づきでしょうか。来年の今日すなわち2020年8月2日午前6時に、東京オリンピック女子マラソンがスタートします。記録的な冷夏になりますように!

今年と同じであれば、東京は晴れ、都心の予想気温は午前6時が29℃、9時は31℃だそうです。世界最高のスピードランナーを集めて、世界最悪の我慢大会になるかもしれません。

下の画像は、TOKYO2020の大会コンセプトより。(→PDF

《この時期(引用者註=日本の7月末から8月初めのことだよ!)の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である。》

りりり、理想的な気候?

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あれやこれやインチキなことが多い昨今、なにがアスリート・ファーストやら。マラソンや競歩の選手を無視した利権ファーストに見えますけどね。

Youtuber桐生祥秀

桐生選手、YouTube始めたってよ。

私がかけっこがわりと速くなったのは高校1年のときでした。速筋優位だったのでしょうか、持久走はまるっきり速くならなかったのですが……。

7歳下の妹が読んでいた「小学4年生」(記憶ではそうなんですけど、高1の7つ下だと「小学3年生」だったかな)に、「速く走る方法」という見開きの簡単な図があり、そのとおりにしたら2秒くらい速くなったのです。コツというか要領というか、ちょっとしたことで上達することがあるんだな、と気づきました。速くなる方法を知りたくて図書室や書店で探しましたが、当時はそんな情報はほとんどなく……。

あれから35年。現代は動画や本などの情報が溢れています。いまの子供が羨ましい。

ちなみに、高校3年間は100m走がなくリレーだけ。リレーのアンカーもやりましたが、あの、あこがれの「ゴールでテープを切る」ことは果たせず……。初めてテープを切ったのは、予備校の運動会でした。(恥ずかしいけど嬉しかった。えへっ)

「筋肉の硬さ」と「競技パフォーマンス」の関連性!?

 なんだなんだなんだなんだ?

順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の宮本直和准教授らの研究グループは、これまで解明されていなかったアスリートの「筋肉の硬さ」と「競技パフォーマンス」との関係について調査しました。その結果、短距離走選手では「硬く伸び縮みしにくい筋肉」を持つ選手の方がパフォーマンスが高い(タイムが良い)一方、長距離走選手では「軟らかく伸び縮みしやすい筋肉」を持つ選手の方がパフォーマンスが高いことが分かりました。本研究により、アスリートが高いパフォーマンスを発揮する上で、筋肉の質(硬さ・軟らかさ)と競技種目との間には適した組み合わせがあり、その組み合わせは競技種目特性によって異なることを初めて明らかにしました。これは、アスリートに対し、競技特性と筋肉の質に応じたトレーニングの必要性を示すもので、今後の適切なトレーニング法確立への貢献が期待されます。本研究はアメリカスポーツ医学会雑誌「Medicine & Science in Sports & Exercise」オンライン版で公開されました。(太字は引用者)

 いまラジオで聴いた限りでは、短距離選手は練習後のストレッチがパフォーマンスを落とすかもしれない、逆に長距離選手は入念にやってほうがいいかもしれない、といった説明もあったとのこと。
 まずは、速報です。
 
 こらちも興味深い。

升田幸三とGHQと高校野球

戦後、連合軍統治下にあった日本は、戦意をあおりそうなものを禁止しました。

剣道などとともに将棋も禁止されるのおそれがあったそうです。事情を聞くため、将棋連盟の看板棋士・升田幸三がGHQに呼び出されました。升田は、昭和の大名人・大山康晴の兄弟子にしてライバルでした。「新手一生」を標榜して独創的な戦法や新しい手を生み出し、いまでも将棋ファンから愛される棋士です。

GHQと会見したとき、いきなりビールだかウイスキーだかを出せといったとか。

そして以下のような話し合いになるのですが、こまかいところは本によって異なる点がありまして、今回はいま読んでいる『教養としての将棋』から引用します。世界にチェス(将棋)系のゲームはたくさんありますが、奪った駒を使えるルールがあるのは日本の将棋だけ、という点に注意してお読みください。

 有名な話がありますね。日本の敗戦直後に、将棋は戦争につながるものだから禁止しようと考えたGHQ(連合国総司令部)が升田を呼び出し、「日本の将棋は相手の駒を取ったら自分の持ち駒として使うが、これは捕虜の虐待ではないのか」と難癖をつけた。すると升田が「虐待とはなんだ。捕虜でも差別せず仕事をさせているんだ。おまえらのやっとる西洋将棋(チェス)こそ、捕虜は使わずに殺すし、キングを守るためには女(クイーン)まで犠牲にするじゃないか」などとまくしたて、GHQの面々を「こんなによく喋る日本人は初めて見た」と妙に感心させて、そのおかげで将棋は禁止にならずにすんだ、という。

将棋界ではよく知られた升田伝説のひとつです。

おお、いまふと思いついた。

高校野球の予選で、ベスト8からは、勝ち上がるたび敵のエースをいただくというのはどうでしょうか。甲子園出場を果たしたチームは投手が3人増えます。このシステムであれば、弱小チームもベスト8を目指せば投手だけは甲子園に行ける可能性もあります。おらが高校から初めての甲子園出場だ、応援に行くぞ! って、いいじゃん。

将棋の国の高校野球

われながらグッドアイデアだ。

高校野球とウナギ

倫理的にアウトかもしれんけど、高野連やメディアは黙認している。
倫理的にアウトかもしれんけど、水産庁や環境省は黙認している。
投手は選手生命を絶たれるかもしれない。 
ウナギは絶滅するかもしれない。
高校野球で商売している奴がいる。
ウナギで商売している奴がいる。
観客も、高校野球の諸問題を知りつつ涙している。
消費者も、流通の諸問題を知りつつ舌鼓を打っている。
ほんとは真夏の昼間に運動すべきじゃないけどね。
ほんとは夏はウナギの旬じゃないけどね。
夏の甲子園最高。
土用の丑の日最高。
感動をありがとう。
感動をありがとう。

サカナとヤクザ: 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う

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結局,ウナギは食べていいのか問題 (岩波科学ライブラリー 286)

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俺を感動させろ!

160キロ超の速球を投げる大船渡・佐々木朗希投手が、監督の判断で岩手県大会決勝を登板回避したという問題……いや、私は「問題」なんて思わないんですけど。

試合の中継を少しだけテレビの中継を見ましたが、佐々木投手はベンチにいて、花巻東に点差をつけられていました。野手としても出てないようです。「ある意味監督の見識だな」と感心しました。あの細い体型からダイナミックに投げこむんだから、身体の負担は大きいはず。

高校時代の登板過多によりプロでは鳴かず飛ばずで消えた投手をたくさん見てきました。監督の英断は素晴らしい。

学校や監督にとっては学校の宣伝やチームの勝利こそが重要で、選手の将来なんて二の次です。

選手にとっても、甲子園は将来を棒に振ってもいいと思えるとても魅力的な空間と思われます。

かくして、両者の利害は一致します。監督が「いけるか」と投手自身に問えば、将来のことなんて考えず「投げます」というでしょう、そりゃ。

問題は日程ですよ。

ここからは別の話。文末にリンクしたネット記事から引用します。

(略)決勝で佐々木を登板させなかったことについて、同校に「なぜ投げさせないんだ」などと否定的な意見が殺到していることが分かった。学校関係者によると、試合当日に150件以上、この日朝には留守電に53件の履歴があったという。「100件あったら激励が1件で、あと99件、ほとんどは苦情」と同関係者。この日は学校に乗り込もうと実際に足を運んできた者までいて、大船渡署に巡回を要請していた。

苦情の電話をかけたり学校に乗り込もうとする人たちがいるらしい。

彼のピッチングを甲子園で見たかったという気持ちは理解できます。大船渡高校のOBもいるかもしれない。それでも抗議の電話をして自分の意見を押しつける人に向かって私はこう言いたい。

 

 「俺を感動させろ!」というバカ 

 

チームや選手は世間を感動させるためにあるのではありません。これからオリンピックにかけて、こういう人たちが増えていくのかしら。

広島カープ46日周期の法則

 わしらがカープ、スタートダッシュにつまずいてファンをハラハラさせたあと、4月後半からガーッと躍進して、11連勝なんてしながら貯金を積み上げて首位独走態勢に入りまして、「まあまあ欲張らんと、交流戦を5割でええわい。あっはっは」なんつって余裕見せていたら、なんと5勝12敗で交流戦最下位という悪夢、そのままオールスター戦まで負け続けましたが、突然息を吹き返しV字回復しているという……。強いんだか弱いんだか。
 私、チームの貯金・借金のグラフを見ていて気づいちゃったんです。
 最初の借金の谷底が4月16日で、貯金のピークが46日後の6月1日。
 貯金のピークから転落して2度目の借金のどん底が、やはり46日後の7月17日。
 と、いうことはですよ、このままどんどん勝利を重ねて、46日後の9月1日まで好調が持続するんじゃないの? 1位ジャイアンツとの差が詰まってきているし、ふたたび首位も狙えるのかも。うはは……でも、シーズンは9月下旬まで続くんだよなあ。 

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広島カープ46日周期の法則

 7/26は、小雨降る夜中に7キロだけジョグしました。「昼間より涼しい」と思っても、やはり蒸し蒸しします。台風が近付いているせいか、わりと風が強く、向かい風の方向に走っているほうが気持ちいい。前日、坂道を走ったので、体重が軸足にきちんと載っている感じ。50mダッシュを数本入れました。短距離っぽい走り方が少し身についてきた気がします。

 カープ勝ちましたね。7連勝で貯金1。
 ほんと、強いんだか弱いんだか……。 
(緒方監督による野間選手のビンタ事件が報じられました。野間選手の怠慢プレーはたまたま球場で直接見まして「なにやってんだよ〜」と感じましたが、むろん体罰は厳禁です)