狩猟採集民のように走ろう!

狩猟採集民について学びながら、現代社会や人間について考えるブログ

足の甲の痛み。

まえにも書きましたが、私は一見扁平足に見えるほど足裏の筋肉が盛り上がっているらしく、初めて行った整体などではよく驚かれます。

試しに履いてみた HOKA ONE ONE クリフトンは、インソールの土踏まずの部分が盛り上がっていて、ヒリヒリ痛みました。しかたなく街歩き用にしています。

土曜日、用事があったので、2時間くらい、そのシューズで歩いていました。

うちに辿り着く直前のこと、左足の甲に激痛が走り、しばらく動けなくなりました。

中足骨骨折という恐ろしい単語が頭を去来します。最近またたくさん走り始めたので、疲労骨折がないとは限りません。

なんとか自宅に辿り着きました。

一晩寝たら痛みはだいぶん減りました。骨折ではなさそうですが、丸い形状の物などに足を載せるようなことがあると、ズキッと痛みます。不整地は走れません。もったいないけど、HOKA ONE ONE とはさようならだわ……ううう。

日曜日は、キロ6以上のゆるジョグで35km走りました。しばらく様子見です。

多忙で…………

忙しい。フリーランスの身、これはありがたいことなのです。ただ、走る時間がなかなかとれません。深夜にスタートし、日付をまたいで走っています。

つくばマラソンで合わないシューズを履いたため左足にひどいダメージがありましたが、だいぶん回復してきたような気がします。ジョギングにWSを混ぜたりするようになりました。

2月は半分終わって204km。1日平均14.5km。たくさん走る君」としては、まずまずか。ジョグばかりですが……(苦笑)

1月は451km走りました。

1月最終日は、夕方に10kmだけラン。

夜中、湿った雨になるだろうという予報。

夕方は雨でした。水たまりに何度もはまってしまった。

グローブが濡れて、走りおえるとガタガタ震えました。

ふう。

今月はジョギングばかりでしたが、
 
 たくさん走る君になる

という、1月6日に書いた目標を達成すべく走りました。

結果、451km。

9日オフ。悔やまれるのは、予定外に休んだ日が2日あったこと。

驚くべきことに、400km以上走った月は2015年8月(516km)以来でした。

3年半も何をしていたのか……まあ、良しとします。

2月は日数が少ないので 400kmあたりを目標にします。

ワガママな足

どうも合うシューズがありません。

私はナチュラルラン派。裸足系ラン大好きです。

昨夏は、ラン用足袋「無敵」「Toe-Bi」、ルナサンダル、アッパーの広いアルトラのゼロドロップ(踵と爪先の高低差がない)シューズ、素足などで走っていました。今のところそれらを履いて、あるいは裸足でレースを走る勇気はありませんけど。寒くなってからは、アシックス・ソーティマジックのみです。

先入観を持つのもよくないかなあと感じ、話題の厚底も試してみました。ナイキ・ズームフライや HOKA ONE ONE をたまたま安売りしていたので……。どちらも重い。HOKA は、私には海岸の砂のうえを鉄下駄履いているようでした。疲れた。

ズームフライは、もしかすると、フォームのドリルになるかな、と感じました。足が流れるとずっしり重みが増しますし、カーボンのバネをしっかり利用するには支持脚にきっちり体重を載せて地面反力を得なければいけないと思い出させてくれます。ただ、27.0cmはやや小さかった。屈曲時に足が詰まるようです。小指の爪が黒くなりました。

ズームフライや HOKA に共通するのは、インソールの土踏まずの部分が盛り上がっているところです。整体とか滅多に行かないんですが、初めて診てもらう整体師さんは私の足裏に必ずといっていいほど驚きます。一見扁平足に見えるのに触ってみたら筋肉なんだそうです。そのせいか、インソールの土踏まず部分が盛り上がっていると、圧迫されヒリヒリ痛みます。一昨年あたりから高機能のソックス履いたら締めつけが強すぎてトラブルが起きてしまう……不便です。

アシックス・ソーティマジック・ワイド 27.0cm が磨り減り、以前履いてたターサージールを引っ張り出しました。前は平気だったのに、今度は親指が黒爪になる始末。

昨夜は仕方がないので足袋「Toe-bi」で走りました。

ああああっ……。なんか、気持ちいい。幸せ。足が自由です。五感が鋭敏になり、身体の動きや筋肉の反応の情報が脳に伝わります。地面の反撥が身体の中心に響いて推進力に変わる。大袈裟にいえば、地球と協力して前に進んでいる感じ。もっと大袈裟にいえば、生きてるって感じ。

帰ってSNSを見ると、ズームフライに感激している友人の投稿が。

本当は、いろんなシューズが履ける足でいたかったような。

嘉納治五郎と永井荷風の話、延長戦。

前回書いた東京高等師範学校附属中学(現・筑波大附属高)時代の永井荷風(本名・壮吉)の話をもう少し。

1947(昭和22)年に書かれた回想「木犀の花」[荷風全集19巻所収]と『新橋夜話』所収の随想「祝盃」[初出:「中央公論」1909(明治42)年5月]を参考にしています。引用文は新仮名にあらためました。

荷風は、数学でしくじったのと病気とで、都合二度落第したらしい。最上級生になった1893(明治26)年。《久しく本校師範学校の校長であった高峰先生が引退されて、新に嘉納先生といふ柔術家が熊本の高等中学校長から転任して来られ》[木犀の花]たのでした。フロックコートではなく紋付袴姿の嘉納治五郎の風采や、全校を威圧するような態度に、荷風は反感を覚えます。

柔道の授業が始まりました。《われわれは稽古着を買いととのえる事を命ぜられ、学課の終った後、毎日1時間ずつ(略)柔術をならわせられることになった。然しわたくしは一時休校した程の病気を幸、これを口実にして欠席届を出した》[木犀の花]。《尋常中学になっても芝居や浄瑠璃、草双紙や小説なぞが好きだ》[祝盃]った荷風が、男くさい硬派な校風に馴染めるはずがない。《(略)当時学生の風習として寒中にも足袋をはかず短い着物に脛を露出し剣舞詩吟琵琶歌をやる蛮勇は、柔弱に育てられた自分の堪え得るところではないので、表面だけでは反抗するが内心は恐れ引込んで運動会や遠足などには決して顔を出さなかった》[祝盃]そうです。

さらには《柔道が始ってから生徒の間にそれまで曾て聞かれた事のない男色の噂が言伝へられ、「賤の小田巻」と云う男色の伝奇などが読まれるやうになった》[木犀の花]。男色は、閉鎖的な男社会の慣習みたいなものだったかもしれません。森鷗外『ヰタ・セクスアリス』にも、寄宿舎内の同性愛が示唆されています。武士における衆道みたいなものでしょうか。柔道と衆道。すみません駄洒落です。

ところで。

前校長・高峰(高嶺秀夫)ばかりか、論語の南摩羽峯(綱紀)やほかの先生もいなくなりました。《猶一層われわれを驚したのは今まで居た古い教師の大半が他校に転任し、いづれも嘉納先生の講道館と云う私塾に関係のある人々に替えられた事であった。其時代には世間に薩長藩閥の語がまだ盛に言伝えられていたので、わたくしは其例証を教育界にも見ることを得たような思をなした。旧校長の高峰先生は会津の出身であったので、同郷の学者南摩先生の引退されたのも故ある事のように思いなされた。》[木犀の花]

明治はクーデター政権であり、金も政治力もない薩長が日本を混乱させた時代だと考えています。一般的に流布している司馬史観とは正反対ですが……。嘉納治五郎は兵庫出身ながら父親が勝海舟と親しいなど、明治政府と結びつきが強かった

『いだてん』の東京高等師範学校は、荷風の描いた附属中学から20年近く経っていますし学生の年齢も違いますが、雰囲気は似たようなものだったのではないでしょうか。ただ、スポーツが得意な人と苦手な人で、学校の印象はだいぶん違いそうです。

すみだ川・新橋夜話 他一篇 (岩波文庫)

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ヰタ・セクスアリス (新潮文庫)

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『いだてん』、運動嫌い、運動と無縁な人々

近年、ドラマを観たことがない私が『いだてん』を初回から観ています。金栗四三ファンですし、近代文学を専攻していたので明治末から大正の文化に興味があるんです。関東大震災前のランドマーク浅草十二階が出てきたりしたらワクワクするんですよ(江戸東京博物館にある十二階のレプリカにも昂奮したもんなあ)。志ん生の『びんぼう自慢』『なめくじ艦隊』もちくま文庫で読んだけど、どこ行っちゃったかな。

きのう放映された第四回も視聴しました。金栗四三の伝記『走れ二十五万キロ』に書いてあるエピソードを換骨奪胎しながら面白く描いています。東京高等師範(現・筑波大)に入学したのは四三が満19歳になる明治43(1910)年です。

第四回では、校内長距離競走が出てきましたね。高師では、春と秋に嘉納治五郎校長発案による大会が行われました。《全校六百人の生徒が参加して春は三里、秋は六里の道を駆け抜くのである。嘉納校長も巻脚半姿でこのレースに参加した。目的地にたどり着けば、そこには模擬店などもつくられていて、酒やビールは飲み放題。教授、先輩、生徒が入り交じっての大園遊会を開くという趣向だった》[『走れ二十五万キロ』より引用。以下同]。四三が最初に参加したのは入学直後の4月10日。コースは《赤坂区の青山師範学校校庭から、道玄坂を通って多摩川遊園地までの三里》でした。四三は便所を探しているうちに出遅れ、25着。秋は《大塚の高師から板橋へ抜け、中山道を北上して浦和を通り大宮までの六里》のコースで、このとき3位になっています。ドラマでは春と秋の大会を合体させていましたね。さすがに大河ドラマでは十代が飲ませるわけにはいかないので、ゴールは学校、酒宴もなさそうでしたね。

ところで、高師に一緒に入った同郷・美川秀信は実在しました。入学した夏、一緒に富士登山を試みて失敗するなど、仲が良かったんです。彼はしばらくすると伝記からいなくなりますが……。ドラマでも学校に馴染めていないようですね。また、走ることに自信のありそうな車夫が出てくる。しかし彼は学生ではないので長距離走には参加できません。

私は『いだてん』を観ながら運動音痴やスポーツができなかった下層クラスの人々について考えてしまうんです。

「健全なる精神は健全なる身体に宿る!」と体育教師にしごかれたが、後年あれは「健全なる精神は健全なる身体に宿れかし(宿って欲しい)」だったと知って切歯扼腕した、と書いたのはマンガ家&エッセイストのYさんではなかったかな。

私、小中学生のころは短距離も長距離も苦手でした。いま思えば鉄棒・跳び箱・縄跳び・幅跳び・高跳び・球技・水泳などはむしろ得意だったんですけど、運動会のかけっこのたび、親の目の前でビリになるのは恥ずかしい。勉強はそこそこできましたが、鈍足はそれだけで人生が真っ黒に塗られたようなコンプレックスでした。運動会の前日は雨が降るのを祈りました。高校1年のときに走るコツを覚え、100Mを12秒台で走れるようになったのです。世界が明るくなりました。ただ、以後も持久走はビリのほうを走ってました。マラソン大会で振り返ると数人の太っちょしかいなかった。

嘉納治五郎や金栗四三が、教育とくに学校スポーツやオリンピックの振興に寄与したことは事実ですが、当人たちが意識したか否かは別にして、それらがナショナリズムや富国強兵と無縁であったはずはありません。運動ができない者にとって、あんなスポーツ漬けの日々はたまらなかったはずです。私はあの学校には通えません。

1893(明治26)年、永井荷風が高等師範附属尋常中学校(現・筑波大附属中高)の最上級生になったとき、嘉納が校長(高師との兼任)になりました。熊本から転任してきたのです。生徒は柔道着を買わされ毎日1時間稽古をさせられます。荷風は病弱を理由にサボったそうです。お察しします。

でもですね、そもそもスポーツが好きとか嫌いとかいえるのはお金持ち。

戦前の下層クラスの人々は、勉学やスポーツをやる余裕などなかったのです。

1909(明治42)年生まれの松本清張は貧しい家に育ち、小学校を出ると働きました。みうらじゅんがラジオでこんなことを語っていました。「清張先生はむかし、あんなに下唇が大きくなかった。苦労しながら、今に見ていろ、今に見ていろと唇を嚙んでいたら、ああなった」……本当かどうか定かではありませんが。

『1964年の東京オリンピック』に収録された松本清張「憂鬱な二週間」(オリンピック約1ヶ月前に「サンデー毎日」に掲載された)より引用。

いったい私はスポーツにはそれほどの興味はない。私たちの青年時代に若い人でスポーツが好きなのは、たいてい大学生活を経験した者だった。学校を出ていない私は、スポーツをやる余裕も機会もなかったし、理解することもできなかった。まだ社会党をつくらない前の安部磯雄氏を私はわりあいに好きだったが、氏が早大の野球部長をしていることだけは気に入らなかった。野球などというのは、めぐまれた家に育って大学にやらせてもらっているノラクラ学生のすることだと思っていた。(略)

この文章、清張は唇から流れる鉄分の苦みを感じながら書いたのかもしれません。国を挙げての祭典に触れ、明治・大正の庶民の怨嗟がよみがえったのでしょうか。忘れがちですが、戦前の庶民にとってスポーツというものは高等遊民の楽しみです。教育そのものも貧乏だと受けられなかった。清張は戦後ベストセラー作家になりましたが、戦前の文豪・知識層の多くは富裕層の出でした。

明治の下層階級は決して救済されなかったと最近も読んだばかり。すなわちスポーツに縁があるブルジョアと縁のない貧乏人の絶対的な差は、子や孫に受け継がれます。明治大正にだって、ちょいと野球やらせりゃ、稲尾みたいに剛速球投げる漁師がいたかもしれないのにね。

私たちが子供だった昭和50年代あたりは格差が少なく、誰でも勉強すれば階層を逆転すると信じられた(実際はそうでなかった、という話もあります)んですが、今また格差が拡大しています。みんな等しくチャンスがある世の中が望ましい。

浅草十二階―塔の眺めと“近代”のまなざし

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走れ二十五万キロ マラソンの父 金栗四三伝 復刻版(第2版)

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すみだ川・新橋夜話 他一篇 (岩波文庫)

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1964年の東京オリンピック : 「世紀の祭典」はいかに書かれ、語られたか

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  • 作者: 三島由紀夫,石川達三,杉本苑子,大江健三郎,開高健,井上靖,山口瞳,松本清張,丸谷才一,小田実,渡辺華子,柴田錬三郎,阿川弘之,曾野綾子,瀬戸内晴美,有吉佐和子,石井好子,安岡章太郎,岡本太郎,小林秀雄,中野好夫,会田雄次,菊村到,石井正己,大宅壮一,司馬遼太郎,亀倉雄策,市川崑,沢木耕太郎,石原慎太郎,遠藤周作,平林たい子,武田泰淳,松永伍一,星新一
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2014/01/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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生きづらい明治社会――不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書)

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悪玉コレステロール値の話。

ちょっと思い出したので、忘れないうちに書いておきます……。

私、健康診断するたび悪玉(LDL)コレステロール値だけが基準値を越えます。昨年の数値をみると、168mg/dl(基準値140未満)でした。4年前、ある医師から「再検査して基準値をまた超えるようならスタチン処方しましょうか」と言われました。マラソンで心臓止まるのはヤダなと感じましたが、チトひっかかるところあり、再検査は受けずじまいでした。

べつの医師と、こんな会話をしたこともあります。

悪玉コレステロール値が少し基準値を超えてますね」
「最近、コレステロールが高いのは悪くないと耳にしますけど」
「そうらしいんだよね。でも、国が基準値決めてるから私としてはモゴモゴモゴ……」

以下はGO WILD 野生の体を取り戻せ! 』に書かれていたことの受け売り。《だ・である》調で書きます。

 

肥満の科学的研究は二世紀に亘って続けられきたが、摂取する脂肪を原因だと見なすようになったのは50年ほど前のこと。

肥満や心臓病の原因を探るうちに浮かび上がったのが、容易に計測できるコレステロール値だった。私たちの体に欠かせない何百という生化学物質の一つにすぎないコレステロールが、なぜか心臓病のすべてを物語ると信じられるようになったのだ。

じつは数々の証拠から、心臓病はトリグリセリド(中性脂肪)値で予測できることを物語っている。トリグリセリド(中性脂肪)値が高くてHDL(善玉)コレステロール値が低い人は有害とされる小さなLDLが多く、心臓病との関連性が高い。

《高いトリグリセリド値、低いHDL値、有害な小さいLDL》という心臓病をもたらすプロフィールは脂肪ではなく高炭水化物の食事と結びついていることもわかっている。

ところが、いまだに脂肪がLDLコレステロール値を上げる悪者だ、という誤解が広まっているのだ。そのため卵やバターといった高コレステロール食品が槍玉にあがり、マーガリンのような加工食品を推奨する結果を招いた。

マーガリンには、トランス型不飽和脂肪酸という自然界にほとんど存在しない脂質が含まれており、有害なのに、糖とともに工業的なフードシステムの土台になっている。マーガリン、ショートニングなどの主な原料であるトウモロコシや大豆の加工油は、捨てるしかない余剰農産物を金に換える都合のいい発明だった。

問題は、トランス脂肪酸がわたしたちの消化システムにとって経験したことがない脂肪酸分子であることだ。体内に入り込んだ異質な分子により体は免疫反応を引き起こし、炎症を招く。そして炎症は、動脈硬化や心臓病の原因ともなる。バターより心臓病にならないはずのマーガリンが心臓病を引き起こすのである。

現在、疫学者はトランス脂肪酸の摂取が2%増えるごとに、心臓病のリスクが23%高くなると推定している。

……受け売り終了。

コレステロール自体は悪くないのに、悪者にすることで稼げる人がいるらしい。

この説明、突飛なものではなく、たとえばオムロンのサイト「超悪玉コレステロールに注意!」にも同じようなことが書かれています。炭水化物にまでは言及されていませんが。

文末にリンクした週刊現代のサイト記事では、アメリカは基準値上限を190mg/dlにしているとか。欧米ではコレステロールを下げる薬を出さない傾向にあるそうです。じつは日本の厚労省も2015年に基準値を撤廃しているらしい。ところが、なにゆえか日本動脈硬化学会だけ(?)が未だに140mg/dという基準を固持し、私を「悪玉コレステロール値異常者」呼ばわりするんです。その基準値にすると儲かる人がいるのかも。

ああそれなのにそれなのに。未だに「卵は1日1個まで」と信じている人がある(妻も最近までそうでした)。「バターよりマーガリン」と鵜呑みにしてトランス脂肪酸を摂っている人もいるのかも……。

檄文!

卵業界、バター業界よ、立ち上がれ。ともに怒ろう!

GO WILD 野生の体を取り戻せ!  科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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